「何でも買ってあげる」は子供を不幸に??おねだりへの注意点

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「ママ、おもちゃ買って!」「お菓子買って!」とおねだりされたとき、どうしていますか?

買わないと言っても「買って!買って!」と大きな声で言い続け、「分かったわよ」と根負けして買ってしまう……なんてことありますよね。しかしこうなると完全に子供の勝ち。これを繰り返していると子供は「買って」と言い続ければ欲しいものが手に入ると学ぶことでしょう。

文部科学省の「家庭教育手帳」の見出しには、「子どもの言うことを何でも聞くことが、親のやさしさとは限らない」とあります。子供の気持ちを考えて買い与えているかもしれませんが、我慢することを教えないと後に大きな後悔をすることにもなりかねないのです。

欲しいものを手にしてきた子供の将来とは

フランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーの名言に、『子どもを不幸にするいちばん確実な方法はいつでも、なんでも手に入れられるようにしてやることである』というものがあります。

親が子供に安易にモノを買い与えすぎてしまうと、子供はモノを得るために努力をしなくなります。また、我慢することを教わっていないので欲しいものがあると欲望を抑えられなくなり、自分の気持ちをコントロールできなくなってしまいます。

つまり、努力をしない、工夫をしないという意欲のない大人になってしまうだけでなく、場合によっては欲しいモノがあれば収入以上であっても購入してしまい、お金のやりくりができなくなってしまうことにもなりかねないのです。

親からおこづかいをもらうようになったら、ねだられても決められた金額の範囲内でやりくりをする習慣を身につけさせることが大切です。

モノよりも愛情を!

子育て中のママたちに子供の買い与えについて尋ねたところ、「買ってあげたい気持ちをグッとこらえて子供に我慢させている」「特別な日だけ買ってあげて後は買わない」など家庭ごとにルールを決めているよう。

ところが欲しいときに買ってもらわないと気が済まない子もいるようで、子供によってはわざと「買って!」と駄々をこねて親を困らせて試したり、叱ってくれるか愛情を確かめたりすることもあるとか。本当は親に自分を見てほしいけれど、なかなか見てもらえないという寂しさや悲しさや、愛情不足が原因になっていることもあるようです。

お子さんが駄々をこねるとイラッとしてしまうかもしれませんが、深呼吸をして冷静になり、どう対処するか考えてみるといいかもしれません。スキンシップタイムを増やすなど親が子供を愛していることが伝われば子供が安心できますし、「今日は買わないよ」と言っても我慢するなり納得してくれるようになることでしょう。

モノを与えすぎないための対策

モノの与えすぎは良くないことは分かりますが、実際のところはどうしたらいいのでしょうか。

まず大切なことは、おもちゃが壊れたり無くなったりしたとしてもすぐに新しいものを買い与えないことです。与えてしまうと「壊しても(なくしても)すぐに代わりがもらえる」と思い、モノを大切にしない子供になってしまうかもしれません。

「買わない」と言ったら、最後まで「買わない」を通す。「言ったことを実行する」というとってもシンプルなことですが、これがおすすめです。何も怒りながら子供に言う必要はありません。明るく笑顔で「ママは買わないよ~」と言うだけです。

子供のテンションにつられてしまって感情的にならないようにするのが一番難しいところではありますが、潔く売り場をさっさと通りすぎてしまいましょう。何度か繰り返すうちに子供は買わないと言ったら買ってくれないということを理解します。

ある程度の年齢になれば、どうしても手に入れたいなら自分で工夫したり、親に交渉したりするなど何かしら行動すればいいのだと気付くかもしれません。

もしそれが難しいようなら、パパ・ママから「おこづかいは月いくらかな?いつまで貯めておいたら買えるかな?」「おこづかいはどうしたら増やせると思う?」などヒントをあげるといいでしょう。

可愛い我が子に何でも買ってあげたいという気持ちになるかもしれません。
しかし、子供の将来を考えると適度に買い与える程度にとどめておいたほうがよいですね。

Photo/Jaro Larnos

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