「怪物」清宮くんの過去 スポーツで活躍する子供の育て方

2015.8.26 baseball

2015年夏の全国高校野球は、東北勢初の優勝を目指す仙台育英との激闘を制して東海大相模が45年前と同じスコアで2度目優勝を果たすという歴史的な幕引きとなりましたね!

大勢の実力あるチームや選手が注目されていましたが、中でも「清宮くん」こと清宮幸太郎選手の注目度がとりわけ高かったのではないでしょうか。1年生ながらエースバッターとしてしっかりと成績を残しているのも素晴らしいことですが、その大きな体格と自信に満ち溢れた言動には驚きを隠せません。

清宮くんのように、スポーツの世界で結果を残す子供を育てるにはどうしたらいいか、そのヒントを得るために清宮くんについて掘り下げてみます。

「清宮くん」ってどんな人?

実は、清宮くんは高校に進学する前からその実力を知られた選手だったのです。清宮くんの来歴をご紹介します。

お父さんは有名ラガーマン

清宮くんの父親は、ラグビーの元日本代表の清宮克幸さん。現在も、ジャパンラグビートップリーグであるヤマハ発動機ジュビロの監督として活躍しています。清宮くんの恵まれた体格も、お父さん譲りですね。

始まりは小学生の頃・・・

清宮くんが野球の道を志したのは、2006年、夏の甲子園がきっかけ。当時、早稲田実業初等部1年だった清宮くんは、あの「ハンカチ王子」こと斉藤祐樹選手と、現在はヤンキースで活躍する田中将大選手が活躍した、早稲田実業高校と駒大苫小牧の決勝再試合を、甲子園のアルプススタンドで観戦していたのです。
この壮絶な試合は、清宮少年にどんな思いを生じさせたのでしょうか。その後、東京北砂リトルリーグに入部することとなります。

小学4年生までは野球だけでなく、ラグビー、水泳、陸上、テニスなど、さまざまなスポーツを行っていた清宮くん。特に父親譲りのラグビーでは、能力を高く評価されていました。しかし、中学校に進学する頃には野球1本に絞ったのです。

超中学生級として話題に!

清宮くんの名を一躍有名にしたのは、所属する東京北砂リトルリーグがアメリカで行われたリトルリーグ世界選手権に出場し、見事優勝を果たしたことです。
この時、清宮くんは中学1年生。まだ13歳にも関わらず、183㎝・93㎏とプロ選手顔負けの体ができあがっており、対面したイチロー選手も「でかっ!」と驚いていたそうです。

体格だけでなく、試合でも素晴らしい活躍を残しました。
当時ピッチャーだった清宮くんは、なんと最高球速127㎞の豪速球で相手を圧倒!決勝では4回を投げて8三振を奪っています。また、打っては打率6割6分、ホームランを量産するなどこちらも大活躍で、現地のアナウンサーも「和製ベーブルースだ!」と興奮しきりだったということです。

残念ながら、中学生の頃に肩を壊してしまったことが原因で、野手に転向しました。それからは打者に専念し、ますますパワーを増していきます。

そして甲子園へ!

早稲田実業高等部に進学した清宮くん、もちろん野球部に入部します。
誰もが知っている強豪、早実野球部。ベンチ入りも激戦のチームで、清宮くんは入部3日目でスタメンとして公式戦に出場してしまうのです!さらにその数日後には3本のヒット、10日後には初本塁打……。

まさに「怪物」であることがお分かりいただけたでしょうか。

「清宮くん」の育て方とは

清宮くんのお父さん、清宮克幸さんはどのような教育をして我が子を育て上げたのでしょうか。ラグビー界では指導者の立場である清宮さんだからこそできる、興味深いエピソードがいくつか語られています。

①場所を整える
運動神経が決まる12歳頃までに、様々な運動を経験させたいと考えていた父・清宮さん。「子供に『走るな!』とは言いたくなかった」という思いから、一軒家に引っ越しています。努力するのは子供自身ですが、環境を整えてあげることは親の役目ですね。

②正しい指導を受けられるかどうか親が見極める
清宮くんがスイミングスクールに通っていた頃、同じ級の進級テストで何度も落ちることがあったそうです。これに対し、父・清宮さんはスクールに直談判。教え方が悪いから進級できないんだと抗議し、スクールを変えたところ、見る間に上達したとのこと。
根性論だけでなく、その指導方法が我が子に合っているか見極める力も親に求められます。

③自分の言葉で意見を言わせる
「なぜ今日は好調だったのか」「なぜ打たれてしまったのか」、我が子が自分の言葉できちんと説明できれば清宮さんは納得するそうです。
このポリシーは自身が監督するチームでも同様。合っているかいないかよりも、まずは自分の意見を伝えられることが重要だと語っています。

終わりに

恵まれた体格と実力で、中学時代から頭角を現し、2015年夏の甲子園ではその一挙手一投足までが注目される選手となった清宮くん。その陰には、スポーツを熟知した父・清宮さんの教育がありました。

押しつけでやらせるのではなく、自分の頭で考え、発言し、選ばせる。親はよりよい環境を整えるという面でフォローをする。
このことは、スポーツにとどまらず、あらゆる分野で大切な考え方のように思えます。

こうして育った清宮くんだからこそ、プレッシャーをものともせず冷静に、それどころかこの状況を楽しみながらプレイできているのでしょう。U18日本代表にも選出された清宮くんから、ますます目が離せませんね!

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