やる気アップに「ご褒美」は禁物!?子供のやる気の引き出し方

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子供のやる気をアップさせたいとき、どう働きかけていますか?
「上手にできたらケーキあげる」など「ご褒美」をチラつかせている方もいるかもしれません。

しかしこの「ご褒美」、使い方によっては要注意なんです。やる気を出してもらいたいと思ってやっていても、逆に子供のやる気を削ぎ、将来の人格形成に悪影響を及ぼすことも……!

今回はご褒美について詳しくご紹介します。

人の「やる気」は2種類ある

心理学的に、人の「やる気」は以下の2種類に分類されます。

  • 外発的モチベーション・・・報酬、評価、賞罰などで引き出される「やる気」
  • 内発的モチベーション・・・内容そのものに好奇心や充実感を感じ、内面から湧き出る「やる気」

いわゆるご褒美で引き出されるやる気は、外発的モチベーション。一方、内発的モチベーションは、たとえばブロック遊びに夢中になるなど好奇心により湧き出るもので、高い集中力と持続力があります。

どちらが理想的かというと、もちろん内発的モチベーションです。

デリケートな内発的モチベーション

内発的モチベーションは常にあってほしいものですが、働きかけによって簡単に消滅してしまいます。

たとえば、ブロック遊びに夢中の子供に「もっと上手にできたらアイスあげる」と言ったらどうなるでしょう?もっと頑張るでしょうか?
実はやる気が出るどころかブロック遊びへの興味がゼロになってしまう危険性があるんです。

ご褒美でやる気がゼロに……アンダーマイニング効果

なぜ、ご褒美でやる気がゼロになってしまうのでしょうか?
ブロックに夢中な子供は、ただブロックが楽しいという内発的モチベーションでやっています。ところが「アイス」というご褒美が入ると、いつの間にか目的がアイスになってしまうのです。

その後アイスなしではブロック遊びに満足できず、ブロック遊びへの興味もなくなってしまいます。このような現象を「アンダーマイニング効果」といいます。

クリエイティブな取り組みにご褒美はダメ

ブロック遊びの例のように、クリエイティブな活動にご褒美を与えるのは注意が必要です。そもそも芸術はイマジネーションによる自由な心の活動。人の評価など関係ないはず。それなのに「ご褒美」を与えたらどうなるでしょう?

「ご褒美」を狙って人の評価だけを気にしたり、アンダーマイニング効果で「ご褒美がないなら、やらない」と簡単に放り投げてしまうかもしれません。子供の才能の芽を摘み取ることになりかねないのです。

ご褒美は悪影響?

ご褒美を多用すれば、要求もどんどんエスカレートします。将来、必ず見返りを要求したり、何事も損得で考える大人になってしまうかもしれません。

ですが、ご褒美が必ずしも悪者というわけではありません。たとえば毎日の歯磨きやひらがなのプリントなど、コツコツやり続けるもので、子供にはつまらないことってありますよね?そういうものに対しては、できたらシールをあげるなどご褒美を活用しましょう。

ただし、効果は長続きしないので頼り過ぎはNGです。

なによりも最高のご褒美は……パパ・ママの褒め言葉

子供のやる気が全開になり、長く続く最強のご褒美があります。それは親からの褒め言葉。

大好きなパパ・ママに褒めてもらえば自信がつき、「もっと頑張ろう」、「もっとうまくなりたい」、とますますやる気が出ます。親の褒め言葉はクリエイティブな活動にも有効です。

できる、できないはさておいて、子供が夢中で取り組んでいる姿を見てあげましょう。その表情はきらきら輝いて、思わず感動してしまうかもしれません。その気持ちをダイレクトに伝えれば、それが子供には最高の褒め言葉です。何よりのエネルギー源になりますよ。

Photo/photosavvy

参照/
All About  「ご褒美を子供のやる気アップに使っていいの?」
あさ出版  佐藤めぐみ著「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」
コトバンク アンダーマイニングとは?
モチベーションアップの法則 アンダーマイニング効果
Weblio アンダーマイニング効果

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