話題のジカ熱ってどんな病気?その疑問や不安を解消しよう!

ジカ熱ってどんな病気?

最近、中南米を中心にジカウイルス感染症が多数報告されています。WHOは先月に緊急事態宣言を発表。流行後、日本でもブラジルに渡航歴がある2人の感染例が確認されていて、危機感が高まっていますよね。

今回は、このジカウイルス感染症(ジカ熱)について、その症状や予防法などをご紹介します。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)ってどんな病気?

ジカウイルス感染症とは、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症のことを言います。
ジカウイルス病は、蚊に刺されてジカウイルスが感染することにより発症します。高熱が出るデング熱などと比べると症状は軽く、感染しても発症しない人が8割を占め、もし症状が出たとしても、軽度の発熱、発疹、目の充血、関節痛や筋肉痛、だるさや頭痛など、ごく普通の風邪とよく似たものだそうです。

では、なぜここまでジカ熱が問題視されているのでしょうか?

それは、妊娠中の女性が感染した場合、胎児にも感染して、小頭症などの先天性障害を起こす可能性があるからなのです。
2015年以降、ジカ熱が大流行しているブラジルでは小頭症の新生児が増えており、ジカウイルスとの関連が指摘されています。妊婦や妊娠を予定している女性は特に注意したい感染症のひとつです。

また、ジカ熱の増加と同時期にギラン・バレー症候群の発症も増えていることから、関連性が指摘されています。
(※ギラン・バレー症候群:運動麻痺が起こり、手足に力が入らなくなって動かせなくなる病気。多くの場合は半年~1年で完全に回復)

どうやって感染するの?

ジカウイルスを持った蚊がヒトを吸血することで感染します。
輸血や性行為などによるヒトからヒトへの感染例もありますが、基本的には感染したヒト直接感染することはないそうです。

ご紹介したように、妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する可能性が指摘されていますが、詳しいことはまだ分かっていません。

ジカウイルスはヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されます。
現在、ネッタイシマカは日本には常在はしていませんが、ヒトスジシマカは日本のほとんどの地域でみられます。

日本国内では、10代の男性と30代の女性の2人が流行後にジカ熱を発症しています。2人ともブラジルへの渡航歴があり、そこで感染したとみられています。
日本ではまだ蚊が活動していないので、国内でヒトからヒトへ感染することはまずないと考えられています。しかしこれから暖かくなって蚊が増えると、警戒が必要になるかもしれませんね。

感染を防ぐ方法は?

ジカウイルスは蚊によって媒介されるものですから、蚊に刺されないようにするというのが一番の予防法です。
ヒトスジシマカは、5月中旬から10月下旬にかけて、早朝・日中・夕方(特に日没前後)に、主に藪や木陰で活動する蚊で、活動範囲は50~100メートル程度と言われています。

これらの条件下で、子供と外出するときは、以下のことに注意しましょう。

  • 藪や木陰には近づかない
  • 長袖・長ズボンなどを着用させ、肌の露出を避ける
  • 素足にサンダルではなく、靴下とスニーカーなどを履き、足も守る
  • 虫除けスプレーなどを活用する

注:日本には常在していないネッタイシマカは屋内でも活動しますので、ネッタイシマカ生息地へ渡航した場合は屋内でも注意しましょう。

ジカ熱にかかったら、どうやって治療するの?

繰り返しになりますが、ジカ熱自体は症状が軽いものです。
軽い発熱や、頭痛、関節痛、結膜炎や疲労感、倦怠感などが2~7日続くため、症状が重い場合は、医療機関で対症療法を受けることになります。

何か特別な治療が必要ということはなく、ワクチン等もありません。熱や痛みに対する対症療法となります。

一方で、胎児への影響は大きいですから、プレママや妊娠中の方はできれば流行地帯である中南米に行くことを避け、どうしても行く場合にはしっかり念を入れて虫避けをしましょう。

本格的に蚊が活動し始める5月以降は、子供たちは公園などで長時間遊ぶ機会が増えてきます。
ジカ熱以外にも蚊が媒介するウイルス感染症もありますから、春以降は外出時には虫除けスプレーを常備する、公園に行くときは長ズボンを履かせるなど、注意してあげてくださいね。

参考/
厚生労働省「ジカウイルス感染症について」
国立感染症研究所「ジカウイルス感染症とは」
東京都感染症情報センター「ジカウイルス感染症」

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