「9歳の壁」を乗り越える力を育む!就学前にやっておきたい遊びって?

9歳の壁

最近、9歳から10歳くらいになると学校の勉強についていけない! という子供が急増しているそう。

「9歳の壁」と呼ばれるこのつまずきは、算数や国語の問題が、単純な暗記問題から抽象的な思考力を問う問題へと変化するからだと言われています。
その変化についていけずつまずいてしまうと、学習面だけではなく精神面においても影響が出てしまうんだとか。

この「9歳の壁」を乗り越えるために、就学前に遊ぶことが効果的だといいます。それでは、なぜ遊ぶことが効果的なのか、どう遊べばいいのかなどご紹介していきます!

就学前に十分に遊んでいないと「9歳の壁」でつまずきがち

「9歳の壁」でつまずく子供の特徴として、自分の頭で「どうしてこうなるんだろう?」と考えられないことが挙げられます。
自分の頭で考えるためには、自発性や意欲、そしてことばや数字を使って物事について考える力、つまり抽象的な思考力が必要ですよね。

また、大学受験や資格取得など、難関突破経験者の親は子育てで「遊びに対する自発性を大事にした」(28.8%)、「子供の意欲を大切にして遊ばせるようにした」(29.7%)という調査結果があります。
就学前に自分の世界に没頭して思い切り遊んだり、親子で一緒に遊んだりすることは、子供の自発性や意欲を養い、難関を突破する力につながります。

抽象的な思考力を育てるためにはこんな遊びが必要だった

「遊ぶ」ことが抽象的な思考力や自発性や意欲を養い、難関を突破する力を育てるといいますが、具体的にどのような遊びが大切なのでしょうか?

J PREP斉藤塾代表の斉藤淳さんは、「抽象的な思考の土台が形成される10歳までに、具体的な経験をいかに積むかが重要」と言っており

  • 絵を描くこと
  • 体を動かすこと
  • 自分たちで掃除をすること

といった生活に密着した遊びやお手伝いを挙げています。

生活の中で体をフルに使い、五感を使ってできる遊びが抽象的な思考力を育てるんだとか。

花まる学習会代表の高濱正伸さんも、「算数力を育てるには遊びが大切」とし、なかでも一番良い遊びとして「外遊び」を挙げています。

”公園で「かくれんぼ」や「缶蹴り」をしているとき、子供たちは「空間認識力」を使っています。
 公園全体を3次元的にイメージし、「○○ちゃんが、あの木の裏に隠れているのかもしれない」「××くんは、あっちの方向から走ってくるかもしれない」と想像する。
 こうした経験によって、「五感で空間をとらえる」ことができるようになっていくのです。”

このように、五感をフル活動させた遊びの経験を積み重ねていく中で、イメージする力がつき、抽象的な思考力が育っていくのです。

親子が一緒に楽しむ遊びが、子供の自発性と知的好奇心を育てる

また、親が楽しそうに遊ぶ姿を見せることも大切です。子供の遊びに仕方なく付き合うのではなく、親自身も遊びを思い切り楽しむことは、子供にとって大きな影響力があります。たとえば、子供と一緒に図書館や本屋さんに行き、親子で楽しめるような絵本を選んでみてはいかがでしょうか?

大人が本選びに熱中する姿を見ると、子供は、本を読むことって楽しそうだな、自分も何か読んでみたい、と読書への欲求をかき立てられます。

他に親子で一緒に楽しめる遊びとしては

  • レゴなどのブロック遊び
  • 料理やお菓子作り
  • 家庭菜園
  • キャンプなどのアウトドアでの遊び

などが挙げられます。親自身が得意なジャンルで子供が楽しめそうなことを選ぶと良いでしょう。

勉強だけでは「9歳の壁」を乗り越える力は育めません。

子供がいろんな遊びを体験すること、そして、親子で一緒に思い切り遊びを楽しむことが、「9歳の壁」を乗り越え、これからの人生で難関を乗り越える力につながります。
最近の早期教育や習い事では、遊びから考える力を養うカリキュラムも取り入れている教室も増えています。

就学前にも、子供が遊びを通して自ら考える習慣が身につくよう、応援してあげたいですね。

参考/
プレイフルラーニング-幼児の「遊びと学び」プロジェクト子供の難関突破経験と子育ての実態に関する調査」
WORMO 「斉藤淳氏に聞く10歳までの学ぶ土台づくり」
ダイヤモンド社書籍オンライン「算数が伸びない子供の共通点とは!?「外遊び」こそが算数の最高の教材!」

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