子供を音痴にさせない!乳幼児からできる『音育』とは

子供を音痴にさせないために

小さな子供が一生懸命歌う姿はかわいらしいもの。少し調子っぱずれであったとしても微笑ましいですよね。でもそれが我が子であれば「ひょっとしてこの子、音痴?」「このまま治らなかったらどうしよう…」と気になってしまうかもしれません。

今回は、音を楽しむ『音育』の取り組みや、子供を音痴にしないための親の関わり方についてご紹介します。

音痴は遺伝しない!直すこともできる!

自分が音痴だから、子供にも遺伝しないか心配…という方もいらっしゃるかもしれません。でも、ご安心ください。ボイストレーナーの専門家によると、耳の機能異常などによる先天的な音痴の人はごくごくまれであり、『生まれつきの音痴はいない』と断言できるとのこと。たとえ音痴であっても、正しい発声法などを学ぶことによって必ず直すことができるんだそうです。

また、ひとことで「歌が苦手」という人が必ずしもいわゆる『音痴』(音程が上手に取れない)というわけではありません。リズムに乗ることができないから下手に聞こえたり、さらには歌に対する自信のなさや緊張感で思うような声が出せなかったりということもあります。

「僕は歌が苦手だ」「私は歌が下手だ」と思い込んでしまえば、のびのびと歌うことはできませんよね。だから、子供のうちは音程やリズムなど細かい注意をせず、「音楽を楽しむ」ことを心がけましょう。

乳幼児からできる「音育(おといく)」とは?

音楽の基礎を作る取り組みとして注目されているのが、「音育」です。音育とはその名のとおり「音の教育」。日常にあふれる音に耳を澄ませる面白さを感じたり、音に対する感性を高めたりする活動のことをいいます。

リズム体操やリトミックなども音育のひとつですが、普段の生活でできることもあります。それは、日ごろから聞こえてくる音に意識を向けること。

「あ、鳥の声がするね」「あの鳥とこっちの鳥では鳴き声が違うね」「水の音がするよ、どこから聞こえるんだろう」「風が強いからすごい音がしているね」などと声がけするだけでも、子供の興味をひくことができます。「どんな音が聞こえるか、数えてみよう」とゲーム形式にするのも楽しいですね。

さらに、聞いた音を「オノマトペ」(擬音語や擬態語の総称)で表すことは、子供の音に対する感性を非常に高めます。

例えば「雨が降ってきたね、どんな音?」と聞いてみましょう。大人であれば、「ポツポツ」「しとしと」など、決まりきった表現しか出てこないかもしれません。でも子供は集中して音を聞き取り、「シャーシャー」「ぱちょんぺちょん」…聞こえたままを言葉にしようと努力します。音を楽しむにはもってこいの活動です。

聴覚は非常に早い段階から発達します。お母さんのお腹のなかにいる赤ちゃんも、すでに音を聞いたり、音を区別したりすることができるほど。ですから、乳幼児期の頃から「音育」を意識して、多くの音に触れ音に興味を持つ経験を重ねると、耳も鍛えられるし音楽を楽しめるようにもなるのです。

音痴にさせない!自宅でできる方法とは

基本的な音育から一歩進んで、「音痴にさせない」「歌をうまくする」ためにはどうすればいいのでしょうか。ご家庭でできる方法をご紹介します。

1. 普段から楽しんで歌う

歌が苦手な方は、呼吸が浅く思い通りの声が出せない、声をコントロールできないなど、「発声」に問題があることが多いようです。ゆったりくつろげるご家庭で、日ごろから大きな声で歌う習慣があれば、自然と発声の練習につながります。

ポイントは、深く息を吸って声に出すこと。普段は鼻歌が多いパパやママも、時にはお腹から声を出してお子さんのお手本になってあげましょう。

歌でなくてもかまいません。動物の鳴き声や、アニメ主人公の決め台詞、コマーシャルなど、抑揚を真似しながら大きな声を出すことは効果的です。

2. 正しい音程の音楽を聞く

音痴といえば、音程が取れないことが大きな難関となります。これを防ぐためには、日ごろから正しい音程を聞くことが大切。親がお手本になるときは特に音程に気を付けて歌いましょう。「ちょっと歌には自信がない…」という方は、CDやDVD音源でもOK! よく聞き、一緒に合わせて歌ってみることで、正しい音感が身に付きます。

3. 洋楽やダンスでリズム感を身に付ける

リズムに乗れないと、上手に歌うことはできません。リズム感を身に付けるには、ビートの効いた洋楽がいいそうです。クリスマスソングなど、子供でも親しみやすい洋楽がありますので、親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。

また、音楽に合わせてダンスしたり、歌いながら体を動かしたりすることでリズム感が身に付きやすくなります。曲の合間に手拍子をしたり、歩きながら歌ったりするだけでも効果がありそうですね。

4. けなさない

「今、音がずれていたよ」「下手だねー」「音痴なんじゃない?」そんな風に言われたら、子供は深く傷つき、歌うことが嫌いになってしまいます。歌に対する苦手意識が強いと、思い切って声を出すことができず、ますます悪循環に…。だから、子供の歌はけなさず、一生懸命さをほめてあげるようにしましょう。

音に関わる経験の積み重ねは「歌が好き」という気持ちにつながり、子供の音感を育てます。親子一緒に歌ったり、身の回りにあふれる音に興味を持ったり、さまざまなジャンルの音楽を聞いたりと、まずは「音を楽しむ」ことを大切にしましょう。

PHOTO/Luis Molinero/Shutterstock
参照/
AllAbout「音痴は遺伝しない!子どものための発声教育」
保育のお仕事「リトミックにリズム遊び…子どもの感性を磨ける“音育”のススメ」

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