【職業別紹介】〇〇になるために必要なこと~第3回~プログラマー

プログラマーになるには

将来、子どもがなりたい職業を実現してあげるために、親は何ができるでしょうか。

なりたい職業によって、その進路はさまざま。「どんな教育を受けさせれば良いの?」、「どんな大学や学部が良いの?」など、親にとっても気になることだらけ。本連載では、職業ごとに、その職業に就くために必要な能力や、進路について詳しくご紹介します。

今回は『プログラマー』のお仕事の内容と、プログラマーになるために必要な能力について解説します。

SEとの違いは?プログラマーってどんなお仕事?

私たちの生活に欠かせないコンピュータ。ですが、コンピュータは勝手には動いてくれません。人間の意図したようにコンピュータが動くよう、 “命令(プログラム)”をつくる人のことをプログラマーといいます。

“プログラム”などと聞くとあまり馴染みがないように思えるかもしれませんが、プログラミングの技術は身近なあらゆる製品に使われています。例えば、ママたちがいつも使っている“炊飯器”。こちらも、おいしいお米が炊けるよう、炊飯器内のマイクロコンピュータにプログラムされているのです。

プログラムを作成する際に使用するのが『プログラム言語』というもの。プログラマーはプログラム言語を使って、設計図に沿ったプログラムを作りあげていきます。

また、プログラムを組むだけでなく、何度もテストを繰り返しながら、できあがったシステムに不備(バグ)がないかを確認し、修正を繰り返しながら完成を目指すのもプログラマーの仕事です。

プログラマーは『SE(システムエンジニア)』と混同されることも多いようですが、業務の内容はやや異なります。

SEが顧客の要望をヒアリングしてシステムの大まかな設定を行うのに対して、プログラマーはその設計をもとにコンピュータが理解できる言語に訳していくことが主な仕事。

ただし、ひとつのシステムを作り上げるとき、どこまでが“設計”で、どこからが“プログラミング”といえるのか、明確な棲み分けはされていないようです。

中には、設計からプログラミングまですべての工程に携わる技術者も。当然、“設計”と“プログラミング”、どちらのスキルももっている人が重宝されます。

プログラマーに求められる資質は『倫理的な思考力』

では、プログラマーになるためには、どういった能力が求められるのでしょうか。

プログラマーになる上で必要なのは、問題を最短で解決するための“倫理的な思考力”だといわれています。

先ほどあげた炊飯器の例だと、どの条件でどんな命令をだせばおいしいお米が炊けるのか、プログラミング言語を使った命令系統をマイクロコンピュータに組み込まなくてはいけません。

したがって、“おいしいお米をたく”という目標に到達するための最適な計算式を考える必要があるのです。

また、こうした問題解決の方法や手順のことを『アルゴリズム』と呼び、プログラムを構築する上で重要なポイントとなります。このアルゴリズムをいかに工夫できるかも、プログラマーにとっては重要な資質です。

さらに、開発をスケジュール通りに進めるための“自己管理能力”や、仲間と協力しあって物事を進める“柔軟性”も大切になってきます。

文系大卒からプログラマーになる人も!必ずしも『学歴』『資格』が重視されるわけではない

専門性が高く、理系の一部の人しかなれないイメージもあるプログラマーですが、実は、必要な資格や学歴などはほとんど関係ないのが現状です。文系からプログラマーになった人もいますし、入社した企業の研修などで勉強をはじめたという人もいます。

さらに、プログラマーとひと言でいっても、その種類はさまざま。Webサイトに関連したプログラムもあれば、家電製品やデジタルカメラといった機械の中に組み込むプログラムなど、他にもさまざまなシーンでプログラムは応用されています。

扱うものの種類によって使用する言語も異なるため、どの種類のプログラマーを目指すかによって、就職先や仕事内容も変わってきます。

プログラマーになるためのモデルコースはないとはいえ、子供がITやプログラミングに興味があるのであれば、大学では理工系や情報処理系の学部、専門学校などで開発言語の基礎知識を身につけておくのも一つの手ですね。

プログラミング教育の必修化決定!プログラミング教室で学べること

2020年から小学校でもプログラミング教育が必修化されることが決定しています。小学生のお子さんがいる家庭では、授業の内容が気になるところですよね。

勘違いされやすいのですが、プログラミング教育はプログラマーを育成しようという取り組みではなく、これからの時代を生きていくのに欠かせない『プログラミング的思考』を養うことが目的です。プログラミング的思考とは、さまざまな課題に対して最適な問題解決の方法を導き出す能力のことを指します。

こういった動きを受けて、民間でも、小学生向けのものから高齢者向けのものなど、幅広い層に対して行われるプログラミング教室や、企画などが増えています。特に、小学生向けのプログラミング教室への関心は高まっており、習い事のひとつに、と考えているご家庭もあるのではないでしょうか。

プログラミング教室は、「理系に強くなりたいから」「将来プログラマーになりたいから」といった目的だけでなく、自らがプログラミングを学ぶことで「問題解決能力を養う」「論理的思考力を身につける」といった効果が見られ、さまざまなことへの応用力が身につくと、大いに期待されているのです。

プログラミング教育の義務教育化によって、さらに多くの子供がプログラマーというお仕事に興味をもつかもしれません。いまやコンピュータは私たちの生活にはなくてはならないものですから、今後も活躍が期待される職業でもありますね。

TOP PHOTO/Lorelyn Medina/Shutterstock
参照/
ベネッセ教育情報サイト「プログラマーってどんな職業?どうすればなれる?」
Career Garden「プログラマーの仕事内容」
パーソルテクノロジースタッフ「プログラミング教育のメリットは「論理的思考が培われる」「理系スキルが身につく」だけじゃない──CA Tech Kids上野朝大氏」
Career Garden「プログラマーの種類」

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