息子が『自閉症スペクトラム』と診断されました。私の体験談と向き合いかた

我が子が『自閉症スペクトラム』と診断されたら

昨年、「集中力がない」「思い通りにならないときは奇声をあげる」と、幼稚園から相談された4歳のわが子。心療内科を受診した結果、『自閉症スペクトラム』と診断されました。

『自閉症スペクトラム』とは、ざっくり説明すると発達障害のことですが、とても気づきにくいため、知らないうちに子どもが生活しづらい環境になっていることがあります。

そこで、『自閉症スペクトラム』の子どもの特徴や接し方を、実体験をもとにご紹介します。

自閉症スペクトラムとは?

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Photo/Suthina Manowong/Shutterstock

自閉症スペクトラムとは、ADHDやアスペルガー症候群といった発達障害のひとつ。臨機応変な対応ができなかったり、自分のペースを優先したりといった行動が特徴です。

わが子の場合、みんなでお絵かきをする時間になっても、今している遊びを続けたくて怒り、奇声をあげる。しばらく先生のお膝で座らせてもらい、気持ちが落ち着いたころにはもうお絵かきの時間は終わりに近づいていて、再び同じような行動を繰り返すこともあったようです。

しかし、こういった“駄々をこねる”ような行為は、どこの家庭でも見られるのでは? たとえば、「今からご飯だよ」と声をかけても、まだ遊び足りなくて怒ったり泣いたり…。

どこからが障害でどこまでは正常の範囲なのか、家庭では判断が難しいところです。

自閉症スペクトラムの実例~わが子の場合

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わが子の場合、幼稚園のお絵かきで「お父さんかお母さんの絵を描きましょう」と先生から言われたのに、大好きな道路の絵を描いて怒られたことがあります。

息子にとってはお友達と同じように絵を描いているのに、なぜ怒られたのかわからないため、その感情をどこへぶつけていいのかわからず大声をあげて叫んだのでしょう。

また、好きなモノへのこだわりが強いことも、自閉症スペクトラムの特徴です。たとえば、息子の場合は文字や記号への興味が非常に強く、2歳でひらがな、カタカナを覚え、4歳の今ではローマ字や簡単な漢字も書くことができます。

反対に苦手なことは、お友達や先生とのコミュニケーションです。目を見て話ができない、あいさつが苦手…ということがよくあります。

特に苦手なのが、非言語コミュニケーションと呼ばれるもので、いわゆる“目くばせ”が理解できません。目の前でお菓子を渡されても、「あげる」の一言がもらえないと、どうしていいのかわからない。

お友達はほかの子にあげようと思って出したのに、目くばせがわからず自分にくれたと勘違いして、パッと取っていってしまう…というようなことがあります。

ほかにも、特定の子どもとしか遊べない、好きなことを一方的に話すため会話がかみ合わないということも。こういったささいなトラブルが、お友達とのケンカに発展してたたき合いをしたこともありました。

これはあくまでも我が家の一例ですので、気になる方は下のサイトでチェックしてみてくださいね。
メディカルノート「自閉症スペクトラムの特徴と症状」

『自閉症スペクトラム』の子どもと、どうやって向き合っていけばいい?

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息子の場合は、非言語的コミュニケーションが取れないことが一番の要因だとお医者さまから言われ、自宅や幼稚園で目を見て会話をする練習をしてくださいと指示されました。

お菓子やおもちゃの受け渡しのときにはこれを徹底して、最近では目くばせもぼんやりと理解できるようになりました。

また、一番苦手なのは“退屈な時間”。入学式や始業式のような式典では、座っていないといけないのはわかっているものの、退屈だからそわそわしたり、歩き回ったりといった行動に出てしまいます。

そのため、「○時には終わるから、それまでは座っていようね」と終わりの時間を明確にしてあげることが大切だといわれました。

これは、ごはんのときや幼稚園の行事でも同じだそうで、「いただきます」や「ごちそうさま」で、始まりと終わりを言葉でわかるように表現していくことで改善できるようになりました。

そして、好きなことを否定しないことも大切。

私は、自分の子どもが4歳で英語や算数ができることが何よりの誇りですし、興味のある分野を広げていくのは悪いことではないと思っています。それが将来、マイナスになることはないと思うので、子どもの「なんで」にはとことん付き合っていこう!という考えです。

そのため、「あれは何て読むの?」と聞かれたときには、難しい漢字が書かれていても「○○だよ」と答え、書き方や読み方をレクチャーしています。

お医者さんに相談してよかった!みんなひとりで悩まないで

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結論としては、ママが全部を手伝うのではなく、「苦手なことだけを助ける」という意識を持つことが大切だと思います。

ただし、ただでさえ子どもはうまく表現できないので、何が苦手なのかを理解するのがとても大変…。それを理解するには、お医者さんに相談するのが一番だと思います。

自閉症スペクトラムの子どもがどういった思考回路を持つのか、どうすれば上手に取り組めるのかアドバイスももらえます。なにより、ママのカウンセリングにもなるので、不安を一人で抱えるよりも心療内科を受診するのがよいでしょう。

発達障害が疑われる場合、子どもよりもママがストレスを感じがちです。「自分の育児が間違っているかもしれない」と、自分を責めてしまう人もいます。受診するには勇気がいるかもしれませんが、私はお医者さんに相談することで育児ノイローゼになるのを防げたのではないかと思っています。

モデルの栗原類さんも、子どものころに発達障害であると診断されましたが、早期の診断・治療で改善できたことも多いのだとか。「もしかして」と思ったときには、一人で悩まずにお医者さんに頼ってみましょう。

TOP PHOTO/areebarbar/Shutterstock
参照/
HUFFPOST LIFESTYLE JAPAN「栗原類さん、発達障害を告白 「子供の頃、先生が逆ギレして…」」
メディカルノート「自閉症スペクトラムとは―特徴と症状、どんな人が当てはまるのか?発達や大人になってからの不安について」
よこはま発達クリニック「自閉症スペクトラムとは」

記事提供:mamaPRESS

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