「こらっ!」はNG!?子供の成長に効果がない間違った“叱り言葉”とは?

効果がない叱り言葉

何度注意しても子供が言うことをきいてくれない、ママが忙しいときに限って悪さをしてしまう…。そんなとき、後先考えずに強い言葉で子供を叱っていませんか?

ママが何気なく発した言葉でも、それが不適切なものなら、子供の心にネガティブな印象を残し、叱ったのが裏目にでてしまうことがあるのだそう。子供にとってよくない“叱り言葉”とは?

間違った“叱り言葉”は成長後もネガティブな記憶として残りやすい

子供を叱るとき、感情にまかせて言葉を発していませんか? 間違った叱り言葉は、子供の心にいつまでもマイナスイメージを残してしまう可能性があります。

教育心理学者が行ったある調査では、大学生にこれまでの褒められた経験・叱られた経験を書いてもらったところ、“叱られたときの経験”を報告した人が圧倒的に多く、そのときの記憶も鮮明に残っている傾向があったそうです。

さらに、これまで叱られた経験の中で「素直に反省したこと」、あるいは「嫌悪を感じたこと」について記述してもらったところ、反省・嫌悪といった心境の変化は“どんな言葉で叱られたか”が大きく影響しており、たとえそのときの行動が良くないものであったとしても、不適切な叱り言葉だと「自分も悪かったけれど、あの叱り方は納得できない」という嫌悪感を抱かせ、反省する機会を奪ってしまうことがわかったそうです。

子供の成長のためにかけた言葉が逆効果になってしまうと、ママとしても悲しいですよね。叱るときの言葉の選び方は、その後の影響も考えて、慎重になる必要があるようです。

子供の成長に効果なし!?叱り言葉のNGワード

では、具体的にどのような叱り言葉が子供にとって不適切なのでしょうか? 実は誰しもが、無意識に発している言葉だったりするかもしれません。

「こらっ」

威圧的な態度でその場を制しようとするときにたいていこの言葉が出ますが、行動や言動を注意する際、怖がらせることや威圧感は本来必要ありません。

親のこうした態度や表情を見た子供は、なぜ叱られたのかを考えるよりも、威圧的な親の様子ばかりが印象に残ってしまう可能性があります。

さらに、“怒ること=威圧的な態度”だと思い込んでしまうと、やがて子供がそれを真似するようになり、かえってマイナス効果です。

「いいかげんにしなさい」

よく聞く言葉ではありますが、実はこの「いいかげん」というのが曖昧で、具体的にどうするべきか子供には伝わりません。注意されている内容を理解してもらうには、シンプルかつ具体的な言葉で教える必要があります。

そもそも「いいかげんにしなさい」というフレーズは、間違った行動を指摘するという意図から外れており、親の不服や失望などの主観をこめた屈折的な表現です。

また、「なにやってんの!」「もう勝手にしなさい!」「しょうがないんだから!」のような叱り言葉も、大人ならニュアンスが分かるかもしれませんが、子供は戸惑ってしまいます。

「ダメな子ね」

行動や言動を注意したいのに、子供そのものを否定してしまう非常にネガティブな言葉です。言われた本人は、不愉快であり、当然ながら傷つきます。傷つけられれば反抗的な態度に出ることや、全否定されたと落ち込むこともありえます。

さらに、この言葉を発してしまったことで言った親本人が自己嫌悪に陥るケースも…。

子供を叱るときに最低限気をつけたいこと

いくら言葉に気をつけようと思っても、ママだってつい苛立ちを滲ませてしまったり、感情的になってしまったりすることもありますよね。

しかし、注意された子供が「感情的に叱られた」と解釈をしてしまうと、素直に聞く耳を持てず、にコミュニケーションが不足してしまいます。

子供を叱るときの言葉は、そのときの状況や親子関係によって異なります。

ただ、そうした中でも最低限気をつけたいのが、“叱り言葉を親のフラストレーションの解消手段にしない”ということ。不快感や失望、苛立ちなどの感情を叱り言葉に乗せてぶつけると、子供は敏感にそれを察知します。

叱るときには、どのような点を反省してほしいのか、子供に伝わるような声がけを意識することが大切です。

育児をしていれば子供を叱る場面はつきものですが、できれば毎日叱ることなく笑顔で過ごしたいもの。

叱った内容を子供にきちんと理解してもらうには、子供がどう受け取りどう感じるかということを常に頭において、言葉を選ぶことが必要というわけですね。

叱っても子供に響いていない、反省が見られない…というような場合は、子供に本当に理解してほしい内容は伝っておらず、ただ単にネガティブな感情だけが残っているのかもしれません。

心当たりのあるママ・パパは、一度どんな言葉でどのように叱るべきか、見直してみてもよいかもしれませんね。

TOP PHOTO/KEIGO YASUDA/Shutterstock
参照/
阪大教育コミュニケーション学三宮研究室「ほめことば・叱りことば」
All About「おきまりの叱り言葉……実は心理学的には効果ナシ!?」
東洋経済オンライン「「子どものしかり方」はたいてい間違っている」

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