「片づけしないとテレビ見られないよ」はNG!子供の可能性を奪う親の叱り方

子供を叱るときのNG言動

新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛される教育評論家の親野智可等(おやの ちから)さんをご存知でしょうか。

親野智可等さんは、小学校で23年もの間教鞭をとっていた元教師。あの『ドラゴン桜』の指南役も務めたそうです。子育て中の親たちの圧倒的な支持を得たご自身のメルマガは、まぐまぐメルマガ大賞の教育・研究部門で5年連続第1位に輝いています。

近年、極力叱らずに褒めて子供の力を伸ばす教育が注目を集めていますが、親野さんの教育法でも、親が子供を叱ることを『弊害』としているそうです。

なぜ、叱ることが弊害をもたらしてしまうのでしょうか?どんな叱り方がNGなのでしょうか?

今回は、子供を叱るときにやってしまいがちな親のNG言動についてご紹介します。

『できないこと』を叱るのはNG!

子供に何かできないことがあると、「どうして○○できないの?」「○○しないとダメじゃない!」「何度言ったらできるの?」などと、つい言ってしまうパパやママもいるかと思います。

親としては軽い注意のつもりでも、子供は時に自分自身まで否定されたように感じてしまいます。すると、自己肯定感が低くなり、失敗を恐れてチャレンジできない消極的な性格になってしまう可能性もあるのです。

ちょっとしたことでも都度叱られていると、子供は親に愛情不足感や不信感を持ってしまいかねません。その結果、親にかまってもらおうと思ってわざといたずらしたり、悪い行いをしたりするようになってしまうケースもあります。

また、親が子供のできないことばかりに目を向けて叱っていると、子供自身も友達やきょうだいのマイナスの部分に目を向けて、それを責めるようになるかも……。

意識的に、できるようになったことやいい変化に意識を向けて、プラスの言葉がけをするようにしたいですね。

罰則方式や自業自得方式もNG!

「ごはんを食べないと、おもちゃを捨ててしまうよ」「お片付けしないと、テレビを見せないよ」など、罰則方式をとるパパやママもいるでしょう。

しかし、これも避けた方がいい教育法の1つです。

ご家庭で罰則が当たり前になっていると、子供も友達に対して「○○しないと一緒に遊んであげないよ」などと言うようになってしまいかねないので注意しましょう。

また、寝坊や忘れ物を放っておいて、子供自身が困る経験をすることで何かを学ばせようという、自業自得方式もおすすめできません。

子供がパパやママの真似をして、友達が忘れ物などで困っているときに、「あなたが悪んだから、私は知らない!」という態度を取ってしまうようになる危険性があります。

叱る前にまず工夫をしよう

では、叱らずに子供を導くにはどうすればいいのでしょうか。

まずは、簡単にできる一工夫から始めてみましょう。片付けができない子供の場合、おもちゃの収納ボックスを子供が手にとりやすい場所に配置する、ボックスにラベルや写真を貼って何をどこに入れればいいのかわかるようにするなど、子供が簡単に片付けられるようにします。

最初はパパ・ママが手伝いながらでもいいので一緒に片づけをして、できたら褒めてあげるのです。

するとそれは子供にとって小さな成功体験となり、「お片付けしたい!」「お片付けって楽しい!」と思うようになってきます。主体的に片付けるようになってからも、「ちゃんと片付けられたね!」としっかり褒めてあげるのを忘れないでくださいね。

子供がごはんを集中して食べないときは、「ちゃんとこぼさないで食べなさい!」と叱る前に、食卓のまわりのおもちゃをあらかじめ隠しておいたり、テレビを消しておいたりすることで、子供は自然とパパやママと会話をしながら、食事することだけに集中できるようになるはすです。

高圧的に叱るのではなく、子供にわかりやすくするために「具体的」な提案を

子供が何かしたときに、「どうしてそんなことしたの?」と疑問形で叱ったり、「早くしなさい!」などと抽象的に命令したりすることがありませんか?

これは、実は子供にとっては分かりにくい表現。疑問形や抽象的な言葉で子供を叱るのではなく、もっと分かりやすい言葉を使ってあげましょう。

たとえば、「どうしてゴミをこんなところに置いたの?」と叱るのではなく「ゴミはゴミ箱に捨ててきてね」と言えばいいのです。

「早くしなさい!」ではなく、「時計の長い針が8になるまでに洋服を着替えて、歯磨きしようね。そうしたらおでかけだよ!」と具体的な指示に加えて、プラスのイメージの言葉も添えてみれば、子供のモチベーションも上がるでしょう。

子育てをしていると、「子供を叱ってばかりではいけない」と分かってはいても、どうしても思うようにいかずにイライラして、感情的になってしまうことがありますよね。

そんなとき、ちょっとだけ冷静になって、今回ご紹介したことを思い出してみてください。

パパやママのちょっとした心がけで、子供の行動が驚くほど変わるかもしれませんよ。

Photo/Tomsickova Tatyana/shutterstock
参照/
「教育評論家・親野智可等」公式サイト

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