遊びと学びの意外な関係!?『プレイフルラーニング』とは?

プレイフルラーニング

幼児期に大人に運動や文字を積極的に指導された子供と、自由に自分の好きな遊びをしていた子供。どちらの方が就学後の成績が良いと思いますか?

実は、自由に遊んだ子供の方が、考える力だけでなく読み書き能力や語彙力、運動能力においても優れている、という調査結果が出ているんです。

今回は、そうした考えに基づいて提唱された新しい学び『プレイフルラーニング』についてご紹介します。

『プレイフルラーニング』とは?

プレイフルラーニングとは、“楽しさの中にこそ学びがあふれている”という概念で、同志社女子大学現代社会学部特任教授の上田信行さんが提唱しています。

”プレイフル”というのは、”遊びに夢中になって試行錯誤する経験”のこと。わくわくドキドキしながら夢中で遊んだ経験が豊富であればあるほど、考える力・集中力・想像力が鍛えられ、就学後の学習意欲が高まると考えられています。

“自由に遊ぶ”という過程の中で、子供たちは自主的に遊びに工夫をこらしたり、友達と話し合ったりします。その結果、考える力や想像力、さらには言葉の力を鍛えることに繋がるのです。

実際、お茶の水女子大学の内田伸子教授らが実施した調査では、保育者の指示のもと皆で同じ活動をする一斉保育と、子供が主体的に活動をする自由保育を比較したところ、自由保育の子供たちのほうが語彙力豊かで、就学後の国語の成績も高いという結果も出ています。

家庭でできる!プレイフルラーニング

プレイフルラーニングは、“友達”のいない家庭内でも取り入れることができます。子供が夢中で遊ぶために、親には何ができるのでしょうか。そのポイントとなるのが、“夢中になって遊べるおもちゃ選び”です。

まずは子供がいろいろなものに触れる機会をつくり、その様子をよく観察して子供の興味を見極めて、広げていってあげましょう。

例えば同じ電車の本でも、ストーリー性のあるものがいいのか、図鑑のような体裁のものがいいのか、など夢中になれるものは子供によって違います。

また、おもちゃは積み木やブロックなど、自分で工夫して遊びを展開していけるシンプルなおもちゃが理想的です。新聞紙やラップの芯など、普段は捨ててしまうようなものも使い方次第で立派なおもちゃになります。

親が気をつけたいこと

子供の遊びを豊かにするには、親が子供と同じ視点で一緒に楽しむことが大切です。「これで遊びなさい」「これを作ってみたら?」など親が指示するような声掛けには要注意! 子供自身が考えて行動できるように促してあげましょう。 

また、子供が夢中になって主体的に遊んでいるときこそ、集中力や考える力、想像力を育んでいる証。子供が集中して遊んでいるときはそっと見守り、子供が何か完成させたりして声をかけてきたら、思い切り褒めてあげましょう。それが意欲となって、次につながります。

子供の遊び環境を整えるなど、ちょっとした意識や工夫で家庭でも取り入れられるプレイフルラーニング。

プレイフルラーニングを提唱している上田信行さんの著書では、楽しさを感じられる学びの場を作るためにはどのような工夫をすれば良いのか、これまでの”学び”についての考え方を変えるヒントが見つかるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

出典:Amazon

TOP PHOTO/Lyudmyla Kharlamova/Shutterstock
参照/
あしたのコミュニティーラボ「学びの未来はエンターテインメントとともにある ――よこまなプロジェクト 第2回公開ワークショップレポート」
ベネッセ教育サイト「遊びが学びの土台を築く!プレイフルラーニング〜知識編〜」
読書メーター「プレイフル・ラーニング」
ベネッセ教育サイト「学ぶことで学習意欲を高める「プレイフルラーニング」とは?」
ベネッセ教育サイト「プレイフルラーニング 学びを豊かにする保護者の心得3か条」
@Press「<3~6歳の幼児期の子を持つ親1,000人に聞いた 子育てに関する意識調査> 2人に1人が「子どもの将来が不安」  幼児の早期教育に興味がある親 7割  幼児期から勉強・習い事をさせたい親 85%」

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