11歳以下も解禁に!花粉症対策の『舌下免疫療法』、子供はいつから受けられる?

舌下免疫療法

寒い冬もようやく終わりに近づき、花粉症の季節の到来です。

近年、辛い花粉症を根本的に治療する方法として人気なのが『舌下免疫療法』ですが、これまで12歳以上でないと適用されなかったこの療法が、2018年より12歳未満の子供にも適用可能になったのをご存知ですか?

小さな子供の花粉症も増えている昨今、この治療法は痛みも伴わず、通院の手間もないことから、我が子にも取り入れてみたい!と思うママも多いのではないでしょうか?

そこで今回は、子供が『舌下免疫療法』を受けるにあたっての、適齢目安や注意点をご紹介します。

『舌下免疫療法』とは痛みや通院のないアレルゲン免疫療法

そもそも『舌下免疫療法』とは、少量ずつアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を体内に吸収させて、アレルギー反応を弱める免疫療法のひとつ。アレルギー症状を薬で和らげる対処療法とは違い、根治が期待できる療法といわれています。

具体的な治療方法としては、1日に1回、決められた量の薬を舌の下に置いて一定時間そのままにしたあとで飲み込むというもので、痛みはありません。さらに、服薬は家庭でできるため通院の手間が省けるのもメリットのひとつです。

2017年までは12歳以上でないと舌下免疫療法を受けることができませんでしたが、2018年からは12歳未満の子供にも適用が可能となり、注目を集めています。

5歳前後が適齢!?目安は“投与法を守れる年齢”であること

通常、舌下免疫療法を受ける際に使う薬は錠剤または液体の2種類から選べますが、11歳以下の子供の場合、使用する薬は錠剤のみとなっています。

治療にあたってはこの錠剤を舌の下に1分間置いてから飲み込まなくてはならないので、この投与法を守れないと、治療は受けられても効果は期待できません。

つまり、いくら11歳以下の子供でも舌下免疫療法が受けられるようになったといえども、この投与法を守れる年齢であることが、舌下免疫療法を受ける適齢目安といえます。

個人差はあるものの、だいたい5歳頃からであれば治療効果を期待できるでしょう。

副作用や長期治療の可能性も!『舌下免疫療法』の注意点とは

痛みもなく、通院も不要な『舌下免疫療法』。ここまではメリットしか思い浮かばない方も多いと思いますが、注意点もあることを覚えておきましょう。

現在、舌下免疫療法で使用できる治療薬は、

  • スギ花粉症用
  • ダニによるアレルギー性鼻炎用

の2種類のみです。

そのため、もしダニアレルギーの舌下免疫療法を受ける患者がダニ以外のアレルギーも併せ持っていた場合、ダニによる症状にしか効果が期待できないことを知っておく必要があります。

また、スギ花粉とダニアレルギーを両方持っている場合でも、同時に2つのアレルギーの舌下免疫療法を受けることは推奨されていません。同時に治療が受けられるかどうかについては、病院で確認が必要です。

舌下免疫療法の治療費は月に2,500円~3,000円程度ですが、これはスギ花粉とダニアレルギーどちらか一方のみでの金額なので、2つの治療を同時に行った場合は費用が1.5倍かかる点にも注意しましょう。

さらに、この治療法は長い期間をかけて体質を改善していくものなので、3~5年などの長期の治療計画を立てる必要があります。

効果が出るまで最低3ヶ月はかかることを覚悟しなくてはいけませんし、途中で治療をやめてしまうとアレルギーの再発のリスクもあります。

全身に及ぶ副作用は比較的少ないといわれていますが、喉や耳のかゆみ、頭痛、口内炎、口や舌の腫れといった副作用を伴う可能性もあり、ごく稀に『アナフィラキシーショック』を起こすケースもあることも把握しておきましょう。

スギ花粉症も、ダニによるアレルギー鼻炎もつらいですよね。特に小さな子供は外で遊ぶことも多いし、マスクをつけるのも嫌がるため、アレルゲンに触れてしまう機会が多い分かわいそうですよね。

根治できるのなら治してあげたいと思うパパ、ママは、この舌下免疫療法を検討するのもひとつの手です。ぜひ一度、かかりつけのドクターや、アレルギー科を標ぼうするクリニックなどに相談してみてはいかがでしょうか。

PHOTO/Herlanzer/Shutterstock
参照/
mamaPRESS「ツラい花粉症から解放されたい!花粉症を根本的に治す『舌下免疫療法』って?」
いこーよ「子供もアレルギー&花粉症治療できる! 「舌下免疫療法」とは?」

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