家庭で取り入れられる!『モンテッソーリ教育法』

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教育界に大きな影響を与えたとされるメソッドのひとつ、『モンテッソーリ教育法』。

子供の自立性や自発性を育むモンテッソーリ教育ですが、実は特別なことや教材などがなくても、自宅で日常的に取り入れ、子供の能力を自然に伸ばしてあげることができるのです。

今回は、多忙なママでも、家庭でカンタンにできるモンテッソーリ教育法についてご紹介しましょう。

子供の自主性・自立性を育てるメソッド!

モンテッソーリ教育法とは、子供の自主性や自立性を重んじる教育方法です。

子供たちは、集団で行動するのではなく、一人ひとりが自由に納得いくまで、自分が選んだ個別活動を繰り返します。

また、子供たちの社会性や協調性を育てるために、異年齢混合のクラス編成をするのもモンテッソーリ教育法の特徴のひとつです。

年上の子供の真似をしたり、年下の子供の面倒を見たりできる環境が、子供たちに学びや刺激を与え、成長を促していきます。

大人は、あくまで子供の観察者であり、子供の自主性を尊重し、知的好奇心が自発的に芽生えるような環境を与え、子供の活動を支援するという立場に徹します。

モンテッソーリ教育法を家庭で取り入れるためには、まず“環境”を整えよう!

モンテッソーリ教育法を家庭でも取り入れるためには、子供が自分のことを自分でできるような環境を整えてあげることが必要です。

モンテッソーリメソッドを取り入れている学校では、教室にあるものすべてが、子供のサイズに合わせられており、置き方も子供の目線に合わせてあります。こうしておくことで、子供主体の空間が整うのです。

自宅でも、子供が興味を持った本を、興味を持ったときに、自分で取り出せるような位置に本棚が設置されているか、子供が座りたいときに、自由に取り出せる椅子であるかなどをチェックしてみてください。

子供がお手伝いをしたいと思ったとき、すぐに挑戦できるように、手指が切れない子供用の包丁を用意したり、子供が自分で握りやすいクレヨンを子供の手の届く位置に配置して、好きなときに絵が描けるようにしたりと、子供が自由に、活動できる空間の準備をしてあげましょう!

成長に応じて、“本物”に触れさせる経験を

子供が小さいうちは、“落として割ってしまうと困るから”という大人側の都合で、子供のコップや食器をプラスチック製のものにしてしまいがち。

でも子供がある程度成長したら、陶器のお皿や、ガラスのコップなど本物を使わせてあげるようにしましょう。

本物の食器を使用することで、きちんとした食べ方や飲み方ができるようになるでしょうし、本物の陶器やガラスの触感も学べます。

落として壊したら大変!と大人が制限してしまうのではなく、“落とさないように食器を扱う方法”を教えてあげればよいのです。

もし割ってしまったとしても、ガラスの破片は危ないということや、割れたものの片付け方、食器の扱い方など、たくさんの学びがあるはずです。

危ないものや壊されたら困るものを、大人の都合で子供の手の届かないところにしまいこむのではなく、年齢にあったものを選び、子供が自主的に触れる場所においておくことも大切です。

大人の真似をしながら、日常生活のさまざまな行為を練習してみよう

洗濯や料理など、家の仕事は“大人の仕事”と思っていませんか?

洗濯物をたたむ、洗面器やバケツに水をくむ、料理を運ぶ、トイレの掃除をする…こういった大人にとっては何でもないような日常生活の行為や仕草も、子供にとっては大きな学びのきっかけでもありますから、きちんと見せてあげるようにしましょう。

そして、子供が「お手伝いをしたい!」と言ってきたら、「親がやったほうが早い」「こんなことは子供には無理だろう」と決めつけずに、子供にできることから任せてみましょう。

自分の身の回りのことを、自分でできるようになるだけで、子供の自信に繋がりますよ。

なお、お手伝いをしてくれたあとは、「ありがとう」とシンプルに伝えるだけでOK。あまりに褒めすぎると、“褒められたいためだけにお手伝いする”という考え方になってしまいますので、気をつけましょうね。

家庭ですぐに始められる!子供にこんな遊びをさせてみよう

大人から見たら、何でもないような単純作業でも、子供にとっては知的好奇心を刺激してくれる、集中して取り組める“遊び”になることがあります。次に紹介する3つは、モンテッソーリメソッドでも取り入れられているおすすめの遊びです。ぜひ家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

① 縫い指し 

準備するもの…色画用紙、毛糸、針(刺繍用かゴム通し用)、キリ、ダンボール紙、サインペン

まず色画用紙にサインペンで図案をかいて、その絵にそって、穴を開けるための印をつけます。

穴の数は偶数にしましょう。穴の感覚は1~1.5cmほどがおすすめです。

次に穴をあけるために、ダンボールの上に画用紙をおいて、キリで穴をあけていきます。

次の穴に針を通し、裏返して針を引きます。

そしてまた表にして、針を引くということをくり返していきます。

最後の穴まで通したら、毛糸を5cmほど残してはさみで切り、2本の糸を左右に分けて片結びすれば完成です。

② コイン落とし

準備するもの…お金(消毒したもの)、お金を入れる容器、中身が見える容器

中身が見える容器の蓋にお金がちょうど入る横長の穴をあけます。

お金を入れる容器にお金を入れて、そのお金を中身が見える容器の中に落としていきましょう。

③ リボン結び

準備するもの…リボンや紐、白い箱、カッターナイフ

白い箱に切り込みを入れて、リボンや紐を左右に固定します。

結び方が分かりやすいように左右別の色のリボンや紐にしたほうがよいですが、太さは左右同じくらいに合わせておきましょう。

左右のリボンを交差させ、上側のリボンを下にくぐらせて、後ろから上に出し、上下に引きます。

下側のリボンで輪をつくって、上側のリボンを前におろして、輪をつくりながら後ろから引っ張って、最後は両方の輪の形を整えながら、引っ張って完成です!

家庭でモンテッソーリ教育をすすめていくためのキーパーソンはパパやママです。

先回りして子供を手伝ってしあげたくなる気持ちをぐっとこらえ、子供をしっかり観察し、何を学びたいと思っているのか、何に困っているのかを察知してあげた上で、必要な部分をサポートしてあげるようにしましょうね!

参照/
ならいごとキッズ「子供の自主性を育てる。話題の「モンテッソーリ教育」とは?」
世界子育てネット「家庭から始まるモンテッソーリ」
Bizlady「多忙なママでもできる!おうちで簡単「モンテッソーリ流」子育て法」
AllAbout「モンテッソーリメソッドってどんな教育法?」
AllAbout「家庭でできるモンテッソーリ」

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