一度ハマると抜け出せない!『ゲーム依存症』がもたらす悪影響とは

ゲーム依存の影響

「子供がゲームばかりで勉強してくれない…」というのは、今も昔もママ共通の悩み。しかし、最近だとテレビゲームだけでなく、“スマホ”を使って場所を問わずどこでも気軽にゲームができてしまうので、より深刻な状況になっているのだそう。

決められた時間だけルールに沿って楽しむのであれば問題ありませんが、寝ても覚めてもゲームのことばかり考えて生活がおろそかになってしまうような場合、『ゲーム依存症』に陥っている恐れもあり、対応が必要となってきます。

暴力衝動につながる!?ゲーム依存症の弊害

子供のゲーム依存が“現代病”として問題視されるようになったのは、今から20年以上も前のこと。当時からゲームの影響による生活リズムの不規則化、思考力の低下などが指摘されていましたが、スマホゲームが盛んになった現代、その弊害はより顕著になっているようです。

「ゲームのせいで勉強する時間がない」というのはまだ表層的な問題。もっと深刻なのは、子供の発達に悪影響を及ぼすという点です。

医学博士の久場川哲二氏によると、ゲーム依存症の子供たちの脳波を調べたところ、ほぼ全員に通常では見られない脳波の乱れが計測されたとのこと。

ゲームをするときに浴びる光の刺激により、脳波に“てんかん”のような乱れが生じていたそうです。その結果、ゲームを取り上げるとすぐキレるといった暴力性につながっていると久場川氏は指摘しています。

また独立行政法人久里浜医療センターとWHOの共同研究では、オンラインゲーム依存の患者にゲームの画像を見せると、アルコール依存患者と同じような脳反応が出ることがわかっています。

脳が発達する幼児期にこのような症状が表れるのは深刻な問題ですよね。

子供の様子に注意して!ゲーム依存の症状

スマホゲームだって適度に遊ぶ程度ならそこまで問題にはならないはず。ゲームのやりすぎといっても、どこからが“ゲーム依存症”と判断されるのでしょうか。

ネット依存やゲーム依存専門の外来で使用されている診断基準では、1日のうち長時間ゲームに費やしているかどうかだけでなく、ゲームが普段の生活にどれくらい影響を及ぼしているのかもチェックポイントとされています。

それぞれ事例は異なりますが、就寝時間が遅くなって朝起きれない、家族で決めていた約束が守れない、など生活になんらかの影響が出はじめているようなら依存傾向にあるかもしれません。

とくに、ゲームの使用を制限すると機嫌が悪くなる、ゲーム以外のことを疎かにする、などゲームなしでは生活が成り立たないような状況になっているなら要注意!

ネット依存やゲーム依存専門の外来もありますので、対策しても手に負えないような場合は専門機関の診断を受けてもいいでしょう。

ゲーム依存を予防するためのルールづくりのポイント

一度ハマってしまうと、なかなか抜け出せないのがゲーム依存の怖いところ。しかし、頭ごなしにゲーム禁止にはしたくない、というパパ・ママも多いでしょう。ゲームとうまく付き合っていくには、どうしたらいいのでしょうか。

ひとつは、「ゲームは1日1時間だけ」「リビングで家族と一緒のときだけ」など、ゲームを使う時間や場所を決めておくなどのルールを親子で徹底しておくこと。ルールの中で、「食事中や外で遊ぶときにはゲームはしない」など、ゲームをしてはいけない状況を決めておくのも有効です。

ただ、いくらルールを作ったからといって、安易に破ってしまえるような状況はNG。もしルールを守れなかった場合の約束も予め決めておくようにしましょう。

また、子供が幼いうちは親が子供にスマホやタブレットなどを貸し与えることも多いですが、四六時中好きなように触れるような環境は避けるのがベターです。

子供の大切な成長の機会を奪ってしまうゲーム依存。もしなってしまったら治療が必要ですが、依存症になる前に親が子供の様子をしっかり注意しておくことが大切です。

もちろん、親自身もスマホやタブレットとの付き合い方を見直し、子供のお手本になるように気を付けておくようにしましょう。

TOP PHOTO/Good_Stock/Shutterstock
参照/
AREA dot.「あなたのゲーム依存度を今すぐチェック! 中高生約52万人がネット依存症という現実」
NIKKEI STYLE「我が子のゲーム依存防ぐルール作り 5つの必須条件」
ベネッセ教育情報サイト「子どもがゲーム依存になる前に! 有効な予防法を専門家が伝授」
依存症治療ネット「【マンガ】で分かるネット・スマホ依存症「ゲーム依存症のチェックテスト」」
HUFFPOST「ゲームの依存性に注意。患者の脳に見られる特徴的な反応がアルコール・ギャンブル依存に酷似」
東洋経済オンライン「「ネット依存」に陥る子どもに親ができること」

この記事が気に入ったら 「いいね!」

ゲーム依存の影響

この記事が気に入ったら 「いいね!」 ならいごとキッズの最新情報をお届けします。
子育て・幼児教育の情報を毎日配信中!

ならいごとキッズをTwitterでフォロー

サブコンテンツ