子供の近視抑制に効果大!?近視矯正法『オルソケラトロジー』とは?

オルソケラトロジー

ゲームやスマホの影響で近視になる子供が増えている昨今、「子供の視力低下が心配」というパパやママも増えているのではないでしょうか? 実際に、文部科学省の平成29年度学校保健統計調査でも、小学生の視力1.0未満は3割、中学生以上は5割を超えているという結果が出ています。

そこで今回は、最近注目を集めている、特殊なコンタクトレンズで子供の近視の進行を抑制する矯正法『オルソケラトロジー』をご紹介します。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーは、寝ている間に特殊なコンタクトレンズを着けて視力を矯正する治療方法です。

通常、目から入った光は眼球の奥にある網膜に集まりますが、近視の場合、眼球の奥行きが伸びることで光が網膜の手前に集まり、その結果ものがぼやけて見えてしまいます。

そこで、寝ている間にコンタクトレンズをつけて目の角膜の前面を平らにし、網膜にうまく光が集まるように調整して視力を矯正するわけです。

とある研究では、オルソケラトロジーを取り入れてから12週で89.5%の人が視力1.0以上になったという研究結果も出ているんだとか!

米国で考案されて以降日本では09年から普及しはじめたオルソケラトロジーですが、使用できるのは“20歳以上”とされ、未成年は使えませんでした。

しかし、最近ではその有効性と安全性から2017年の12月より未成年にも使用できるようになり、子供の近視矯正や近視抑制手段として、大きく注目が集まっています。

実は子供向き!?オルソケラトロジーのメリットは?

オルソケラトロジーは、実は大人よりも子供に向いているという声もあります。なぜなら、子供は大人よりも角膜が柔らかいため目の形を矯正しやすく、オルソケラトロジーとの相性が良いと言えるからです。

この他、オルソケラトロジーが子供に向いている理由として次のようなことも評価されています。

1.手術のリスクがない

オルソケラトロジーは、ただ型にはめて角膜の形を一時的に変えるだけで、レーシックのように角膜を削ることはしません。手術によるリスクがないのは安心ですね。

2.日中は外せて負担が少ない

睡眠中に装着していれば、朝外しても視力は維持されるため、日中は裸眼で過ごすことができます。

3.部活やスポーツに適している

通常のコンタクトレンズやメガネは激しいスポーツや水泳などは適しませんが、オルソケラトロジーなら日中は裸眼で過ごせるため、体育の授業や部活動などで激しく活動しても支障がありません。

4.低年齢からの治療も可能

保護者のサポートが必要ですが、6歳から治療が可能なクリニックもあります。

注意すべきポイントも

このようにメリットの多いオルソケラトロジーですが、やはり治療である以上、次のような注意すべき点もあります。

1.毎夜の装着が必要

時間がたてば角膜は元の形に戻ってしまうため、視力維持には毎夜、コンタクトレンズの装着が必要です。

2.効果が期待できない人もいる

強度近視の場合は、コンタクトレンズの装着だけでは矯正しきれず、効果があまり期待できない場合もあります。

3.管理次第では感染のリスクも

つい面倒になり管理がずさんになると、レンズに悪い菌が付着し、それが眼に感染して視力が悪化してしまうケースもありえます。子供に使用する場合は、親が清潔なレンズの使用と管理を徹底させることが大切です。

4.自費診療で費用が高額

残念ながら、現在オルソケラトロジーは保険がきかない自費診療です。レンズの価格も治療費に含まれ、両眼で10万~20万円と高額になり、他にも最初の事前検査費や定期健診などの治療費以外の費用が発生します。治療に踏み切る際は、予算の面でも慎重に検討するようにしましょう。

オルソケラトロジーは子供の近視抑制に効果が期待できる治療法ですが、多くのメリットもあるいっぽうで、注意すべき点も存在します。今回ご紹介したポイントを踏まえて、子供の近視抑制や近視の治療方法の一つとして、候補に加えてみてはいかがでしょうか。

PHOTO/kotikoti/Shutterstock
参照/
文部科学省「平成29 年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)」
ヨミドクター「睡眠中に着ける「特殊コンタクト」で視力矯正…子供の近視、進行抑制効果も」
医療法人社団秀明会遠谷眼科「オルソケラトロジーについて」
さくら眼科クリニック「オルソケラトロジー(ナイトレンズ)は子供でもできるの?安全性は?」

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