英語力アジアNo.1!『シンガポール』の教育が優れているワケとは?【世界の教育事情vol.1】

シンガポールの教育事情

アジア随一の教育大国といわれるシンガポール。理数系の学力は世界一、英語力もTOEFLのスコアがアジアNo.1! なぜ小さな国であるシンガポールがここまで優秀な人材を育てられているのでしょうか? そのカギはシンガポールの教育制度にあります。

小学校で義務教育が終了!?シンガポールの教育事情とは

シンガポールの教育課程は、小学校が6年間、中学が4〜5年間となっています。その後、大学進学を希望する生徒は大学進学課程2~3年間を経て大学へ進み、専門的な知識・技術を習得する生徒は『ポリテクニック』という学校へ進みます。

シンガポールの義務教育は小学校までですが、大半の生徒が中学校に進学します。ただ、中学に進むためには『小学校卒業試験』を通過する必要があり、その点数によってどの中学に進学できるかが決まります。

つまりシンガポールの中学校は学力別に分かれているため、小学校卒業試験は「子供の一生を左右する試験」と言われるほど重要視されており、これがシンガポールの受験競争を苛烈にしている一因でもあります。

そんな背景もあってか、世界各国で行われた「学習到達度調査(通称PISA)」ではシンガポールは首位独占! 小学校の算数や理科、中学校の数学や理科などで世界一位の学力を誇っています。

また最近では、大学に進学しない子供たちの技術教育にも力を入れており、ひとりひとりの個性に応じた教育を提供しています。

英語力アジアNo.1!シンガポールの授業風景とは

シンガポールの教育の特徴のひとつが“2言語教育”をとっているとこと。華人系、マレー系、インド系など、さまざまな民族的背景をもつ人が暮らす多民族国家のシンガポールでは、それぞれの民族のアイデンティティを尊重するため授業は英語で行い、それに加えて自分の母語を学ぶ制度がとられています。

さらに、教科としての『英語』の授業は少学校1〜2年で週17時間、中学校1〜2年では週6時間もとられているよう。日本の小学校5〜6年の英語の授業が週1時間、中学校で週4時間なのと比べると、その環境の差は一目瞭然。日本がTOEFLのスコアでアジアワースト5位以内に入ってしまうのに対し、シンガポールがアジアトップであるのにも納得です。

このようなレベルの高い教育環境が整備されていることから、シンガポールには世界中からたくさんの優秀な人材が集まってきていると言われています。

資源の少ないシンガポールにとって、人材を育てることこそが国際社会を戦っていくための戦略。そのためシンガポールでは国家予算の約2割が教育関係に投入されているのだとか!

日本もシンガポールと同様に、資源が少ない国。日本の将来的な成長のためにも、シンガポールの教育制度は参考になりそうですね。

TOP PHOTO/TinyDoz
参照/
外務省「世界の学校を見てみよう シンガポール共和国」
三井住友DSアセットマネジメント「アジアを代表する豊かな国、シンガポール【アジア・オセアニア豆知識】」
産経ニュース「学力世界トップ「シンガポール式算数」に熱視線 文章題を解く「バーモデル」とは…」
(一財)自治体国際化協会 シンガポール事務所「シンガポールの英語教育について」

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