世界に名だたるIT国家!『インド』の理数教育がすごい!【世界の教育事情vol.2】

インドの教育事情

GoogleやMicrosoft、Adobe…と世界でも有名なIT企業のトップを輩出するとして、世界中から注目を浴びている『インド』。インドにはなぜここまでIT分野に優れた人材が多いのでしょうか。その秘密は国をあげてIT技術者の育成に力を入れ、理数系教育を重んじているインドの教育事情にもあるようです。

インドの教育事情

インドでは州によって多少違いはありますが、基本的には小学校の5年間と中学校の3年間の、合わせて8年間が義務教育期間となっています。

義務教育が終了したあと進学する子供は、中等学校の2年間(9、10生)、上級中等学校の2年間(11~12年生)を経て、大学(医学5年、芸術3年、それ以外は4年)、大学院(1.5年~3年)と続いていきます。

中等学校2年生(10年生)と上級中等学校2年生(12年生)のときに、大学進学に大きく影響がある『全国共通テスト』が行われるため、これに向けて生徒たちは一生懸命勉強をするようです。

理数系に強いインドの教育の特徴

インドといえば、理数系に強く、ITの分野でも世界的に活躍している人が多いイメージですよね。事実、インドの教育には理数脳を育むことに重きをおいたカリキュラムが取り入れられています。

たとえば、幼稚園で九九を習い、小学校一年生で割り算、小学校2年生は3ケタの掛け算を習得、小学校就学前からパソコン操作を学んだり、小学校入学後はプログラミング等の高度な操作に取り組んだりと、日本と比べるととても早くから数学やIT教育が展開されています。

こうした教育の結果、インドの大学はインド工科大学やインド科学大学院大学などが、世界トップクラスの教育機関に。インドでは、インド工科大学に落ちた学生が、かの有名な米国のマサチューセッツ工科大学に入学するという例もあるのだそう。インドの理数教育がいかに高いレベルなのかが分かりますね。

インドの教育の課題とは

インドといえば、過去に独特の社会的身分制度『カースト制度』があり、異階級間の結婚が禁じられる、親と同じ職業に就かなければならないなどの決まりがありました。

現在は法律で禁止されているものの、国民の間で、長年の階級意識がいまだ根深く存在するといわれています。

インドにIT分野で優秀な人材が多い背景には、コンピューターやインターネットの分野は新しい仕事のため、カーストに属しておらず、身分に関係なく富を築ける、という事情もあるようです。

インドに優秀な人が多い一方で、貧しい地方の農村部では、初等教育すらまともに受けることのできない人がいるというもの現実です。

特に女子の就学率や進学率はまだまだ低いよう。インドの識字率は2001年時点で65.4%と、かなり低い水準。さらに女子の識字率はまだ54%で、男子(76%)に対して低く、教育の男女格差やカーストによる格差もインドの抱えている大きな課題と言えそうですね。

課題はあるものの、理数分野で世界的に存在感を示すインドの教育には日本も学ぶべき点はありそうです。

インドの理数教育については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね
ならいごとキッズ「世界トップレベルの理系脳を育む『インド式教育』、家庭で実践する方法は?」

TOP PHOTO/yusufdemirci/Shutterstock
参照サイト
外務省HP 世界の学校を見てみよう
インド関連情報「インドをよく知る」
TIGER MOV「現代インドの教育が面白い理由」

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